リニアガイド、リニアベアリング、リニアシャフトの通信販売|MRD株式会社

 
 

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リニアベアリングの基礎技術

 

リニアのプロによる差別化商品
(信頼性の選定について)

 

リニアシステム基本定格荷重

 

リニアシステム選定の手引き

 

M series(防錆タイプ)の耐食,耐酸性試験

 

各種環境対応グリース

 

軸のたわみ

 

変形量・予圧・使用上の注意

 

硬さ換算表

 

はめあい寸法許容差

 

リニアベアリング外径用・ハウジング用止め輪寸法表

 

六角穴付ボルト・普通許容差・重量

   
 

技術資料は一括ダウンロードできます。(ZIPファイル 1.2MB) 

 

      

リニアベアリングの構造と特長

リニアベアリングは上図のように外筒の内側に保持器をとりつけ、その保持器内を多数のボールが極めて円滑に無限循環運動を行うよう な構造になっております。保持器は外筒の両端に止め輪やシールによって固定されその各ボール循環路には一方の直線部分に切欠き窓が設 けてあり、この部分の負荷域ボールが軸と転がり接触しながら非常に低い転がり摩擦で相対運動を行いますので、自動省力化機器、省エネ ルギー機器等には最も適し、又コンパクトでスマートな直線運動機構を得ることができ、機械の小型化、軽量化を図ることができます。

MRDリニアベアリングをご使用になりますと、以下のようなメリットがあります。

1.転がり接触を行うため始動摩擦抵抗ならびに動摩擦抵抗が極めて小さく、したがって小型の動力源を使用することができるため省エネ ルギー化を図ることができ、しかも無理なく高速化を図ることができます。

2.作用荷重が増大しても摩擦係数はほとんど変化しないため、重荷重下でも摩擦損失が少なくてすみ、そのうえ長期にわたる精度保持が 可能なため、長期間にわたって高い信頼性をもつ案内機構を得ることができます。

3.設計者はその機械に最も適するリニアベアリングを選定するだけで、ストロークには全く関係のない直線案内構造を容易に得ることが できます。

4.リニアベアリングには完全な互換性がありますので、交換は極めて容易に行うことができます。

5.リニアベアリングを使用すればコンパクトでスマートな直線運動機構を得ることができ、機械の小型化、軽量化を図ることができます 。

6.潤滑油の漏出を極度に嫌う場合には、シール付でないベアリングを無潤滑状態で使用する方法を採用することもできますが、一般には 両側シール付ベアリングを使用してベアリング内の油の漏れを防ぐのが適当です。また、両側シール付グリース封入ベアリングを使用すれ ば、給油の手間も省けて、潤滑保守の省力化が図れます。

7.両側シール付ベアリングは塵埃の多い場所や異物の侵入する恐れがある場所での使用に適します。

 

リニアベアリングの種類

標準型(両シール付)
ベアリングの両側にリップ形式の特殊合成ゴム製シールが設けられたもので、塵埃の多い環境や異物の侵入する恐れがある条件下での使用 に適します。この種のベアリングはまた、ベアリング内のグリースの漏出も防止することができます。
L…UU(両シール付)

ミニチュアシリーズ
軽薄短小時代のニーズに対応すべくシリーズ化いたしました超小径サイズで内径3、4、5oのものがあります。

防錆シリーズ(両シール付)
外筒には、ステンレス鋼よりはるかに防錆効果がある高精度な防錆処理を施し、止め輪はステンレス鋼とし、保持器は全型番プラスチック を採用し、防錆効果が高く、経済性に富んだシリーズです。
ML…UU(両シール付)

給油穴付シリーズ
外筒外周面にボール列数に等しい油穴数を設けた完全給油orグリース潤滑方式です。
L…OH(両シール付)、ML…OH(両シール付)

メンテナンスフリーシリーズ
新開発シール構造により、グリース漏れが大幅に防止されます。その為、転がり接触面に充分な油膜が形成され、既存品よりさらに長寿命 化が図れます。Gグリースを封入することで一層の長寿命化を図れます。
L…MF、ML…MF

ウルトラシリーズ(超寿命)
リニアベアリングには、片持モーメント荷重が作用する使用例が数多くあり、苛酷な使用条件下においても安定した寿命が確保できる超寿 命ウルトラシリーズを開発しました。メンテナンスコストの削減を図ることができます。
UL…UU(両シール付)、UML…UU(両シール付)