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左図はクランク駆動方式試験機です。

クランク駆動方式を用いた【リニアモーションボールベアリング試験機】にベアリングを取り付け、120sの軸受荷重をかけ、マシン油滴下給油条件で16個のベアリングを1群として破損させた状況を表に示します。


 

表は80個のベアリングを、16個づつの5群にわけて5回のライフテストを行った結果を示しています。
各回とも一番最初に破損するものと最後に破損するものとでは、走行距離に差異のあることが分かります。
そこで、5回のテスト結果の平均値をとって、ワイブル確率紙上にプロットすると右図が得られます。
これによりリニアモーションベアリングには、最小寿命値が存在すること、そしてを考慮に入れるとその寿命分布は、ほぼワイブル勾配e=10/9の直線上にのることが分かります。
このような結果からMRDリニアモーションボールベアリングの破損確率F=50%すなわち平均走行寿命距離は約430qが得られかなり高いことが判ります。
またMRDリニアモーションベアリングの信頼度を求めますと約0.4が得られます。
したがって、走行寿命距離の0.4倍までは100%の信頼度でご使用いただけることになります。
また、MRDではこの種のベアリングの走行寿命をさらに増大する研究を進め、多くの実験結果から確立した方法を現在特許申請中であります。